神経科精神科

［外来受付］内線：25221

概要

当科では、脳のはたらきが原因で生じる精神的不調や、ストレスなどの心理的要因によって生じるこころの不調が診療の対象となります。それは単なる心の病気の診断をするのではなく、患者さんが、どのような経緯でこころの問題を持たざるを得なかったかをからだの状態、こころの成り立ち（発達段階やライフサイクルの問題も含みます）、環境（家族、学校、職場）の影響などの視点から統合的に理解して、最も効果の期待できる対応策を患者さんやご家族とともに考えます。従って、治療においても主として患者さん自身に行う薬物やカウンセリングといった診療手段に加え、患者さんの生活の質を高める環境調整、社会的資源の積極的な活用を図っていきます。

特徴・特色

外来・入院の診療は医師が担当するのみでなく、看護師、臨床心理士、作業療法士、薬剤師、精神保健福祉士など、多職種の技能を活用したチーム医療を推進しています。外来診療では専門外来を設けていませんが、高齢者の認知症や周辺症状の診療、失語・失行・失認などの高次脳機能障害の診療、難治性てんかんの専門治療、思春期・青年期のこころのリスク外来、統合失調症の先進的診断によるセカンドオピニオン外来、緩和医療やコンサルテーション・リエゾン医療を専門医が担当しています。難治性統合失調症に対するクロザピン治療、うつ病の先進医療である光トポグラフィ検査、近年注目される薬物療法以外の治療法として経頭蓋磁気刺激治療、修正型電気けいれん療法、認知行動療法や作業療法、音楽療法、自律訓練法なども積極的に導入しています。

スタッフ

科長
川﨑康弘

外来担当医

専門外来