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【採択】糖尿病・内分泌内科学・金﨑啓造講師 (小野医学研究財団研究奨励助成金)

課題名「メタボリック症候群・脂肪肝に対する新規治療法開発:妊娠高血圧腎症と共通の分子機構に注目して」

 妊娠高血圧症候群とメタボリック症候群の間には、血管内皮細胞障害やインスリン抵抗性の増加、脂質代謝異常、高ホモシステイン血症、高血圧、蛋白尿など共通する臨床的特徴がある。申請者は、ヒト妊娠高血圧腎症症例でcatechol-o-methyltransferase(COMT)不全があることを見出し、妊娠高血圧症候群発症—遺伝子ノックアウトマウス(妊娠 COMTノックアウトマウス)を世界で初めて報告した。COMT酵素活性低下と相関する遺伝子多型が知られ、ヒトにおいて妊娠高血圧腎症・肥満・糖尿病との相関が報告されている。そこで、COMT不全が妊娠高血圧腎症のみならず、脂肪肝—メタボリック症候群発症似も関与すると仮説し、検討を行う。

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