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【採択】糖尿病・内分泌内科学・金﨑啓造講師/第25回 ノバルティス研究奨励金

課題名「転写因子Stox1の生物学的・病理学的意義の検討」

 

 Storkhead-protein 1 (Stox1)はヒト染色体座10q22に局在する。2005年van Dijk M らはStox1が妊娠中における高血圧と尿タンパク·腎機能障害を主徴とする疾病、妊娠高血圧腎症の責任遺伝子である可能性を指摘した(Nat Genetics 2005)。我々はStox1の分子機能を解明するためStox1ノックアウトマウス(Stox1-KO)を作成し、Stox1-KOマウスの胎盤において、血圧調節機構に重要な分子、レニンの過剰発現が認められることを見出した。今回Stox1のレニン調節機構における詳細な分子生物学的意義を検討すると共に、糖尿病性腎症を含む様々な病態モデルを作成して病理的意義も検討する予定である。

 

ノバルティス科学振興財団HP

 

 

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