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【論文発表】一般教育機構(生物学)/香川大学医学部の共同研究「Galectin-9を分泌するT細胞サブセットの存在」を明らかにした論文がPLOS ONE誌に掲載されました。

 ガレクチンはβガラクトシドを認識する動物レクチンファミリーであり、免疫学的には、活性化T細胞の細胞死誘導やB,C型肝炎ウイルス感染におけるCD8 キラーT細胞のexhaustionに関与することがわかってきました。しかし、T細胞由来の分泌タンパクとして知られていたGalectin-9がいずれのT細胞サブセットから分泌されるかについては不明でした。本論文では、IL-10を分泌するT細胞サブセット(Tr1)からGalectin-9が産生されること、さらに分泌されたGalectin-9はFoxP3陽性の制御性T細胞の分化を誘導し、Th17サブセットの分化を抑制する作用をもつことを初めて報告しました。

「PLOS ONE」


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