【採択】循環器内科学/梶波康二教授（心臓病の基礎的、先駆的研究助成事業）

課題名「動脈硬化の発症と進展に関与する新規メカニズムの探索と治療法開発」

　生活習慣の欧米化と高齢者人口の急増とともに増加する動脈硬化性心血管疾患は、生命を脅かすのみならず生活の質を大きく損ない大きな社会的損失をもたらす。古典的危険因子のみでは説明のつかない未知のメカニズム探索が、動脈硬化症の克服に向けてのブレークスルーと期待され、共同研究者とともに動脈硬化症の発症と進展に係わる新しいメカニズムを探索し、それを実際の治療に応用する戦略開発を目指す研究を行うものである。具体的には、血管壁局所における外膜微小血管、動脈硬化巣における細胞内ベジクル、さらには抗動脈硬化治療に対する反応性規定因子、に着目し個別的および統合的なアプローチを予定している。

→公益財団法人車両競技公益資金記念財団