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我々は白血病抑制因子(LIF)のシグナルが胎盤を介して母から胎児へ伝達され、胎児の発生を調節する「母-胎児間シグナルリレー」を初めて同定した(Simamura et al, 2010)。この母胎間LIFシグナルの伝達において、胎盤は情報のトランスミッターとして働いていると考えられる。本研究では、胎盤関門を単なる物理的なバリアとしてではなく、母体側(絨毛間腔)と胎児側(絨毛毛細血管)を架橋して母胎間の情報伝達を担う構造として位置づけ、情報伝達機能のバックボーンとなる組織構築を明らかにすることを目的とする。
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【採択】解剖学Ⅰ/八田稔久教授(平成25年度学術研究振興資金)
研究課題名「母‐胎児間シグナル伝達を担う組織構築の解明」我々は白血病抑制因子(LIF)のシグナルが胎盤を介して母から胎児へ伝達され、胎児の発生を調節する「母-胎児間シグナルリレー」を初めて同定した(Simamura et al, 2010)。この母胎間LIFシグナルの伝達において、胎盤は情報のトランスミッターとして働いていると考えられる。本研究では、胎盤関門を単なる物理的なバリアとしてではなく、母体側(絨毛間腔)と胎児側(絨毛毛細血管)を架橋して母胎間の情報伝達を担う構造として位置づけ、情報伝達機能のバックボーンとなる組織構築を明らかにすることを目的とする。
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