記事のみ印刷する

【論文発表】糖尿病・内分泌内科学:肥満男性に対するカロリー制限は、AMPK及びSIRT1を含む抗老化効果を介して、肥満に関連する代謝変化と細胞適応を改善する

 古家教授を中心に行われた、ヒトに対するカロリー制限の抗老化効果に関する論文がBiochim Biophys Acta-General Subjects誌にアクセプトされました。
 25%のカロリー制限(7週間)は、体重・脂肪・内臓脂肪面積・血圧の減少、運動耐容能の改善、インスリン感受性の増強、炎症マーカーの低下とともに末梢血単核球中のAMPK、SIRT1の活性化を示すこと、さらに、カロリー制限後の血清の培養骨格筋細胞への添加は、抗老化効果としてSIRT1を介した酸化ストレスに対する抵抗性とミトコンドリア バイオジェネーシスを増強させる可能性を見出しました。これらの結果によりカロリー制限後の血清にはAMPKあるいはSIRT1を活性化する因子が存在することが示唆されます。
 
 なお、本研究は、2011年NHKの番組で一部放映されました。本研究の遂行にあたりご協力頂きました関係各位の皆様方に深く感謝致します。

新着一覧へ