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【受賞】糖尿病・内分泌内科学 古家大祐教授/小浜市教育委員会 第13回「杉田玄白賞」

 加齢とともに近年の飽食時代に著増しているメタボリックシンドロームや糖尿病などの代謝疾患とそれに関連する血管障害や認知症に対して、栄養応答シグナルの破綻が成因であるとの仮説に基づきそれら分子機構の統合的な理解から新たな治療法を目指した研究が推進されています。
 今回、ボランティアヒトにおいて、適切なカロリー制限を行うことによって抗加齢分子であるSIRT1の発現増強を介して代謝改善効果がみられたこと、さらに、遊離アミノ酸バランス組成比を変化させた治療によって高脂肪食負荷により既に発症した非アルコール性脂肪肝炎が、SIRT1-オートファジーシステムの破綻解除によって改善できる可能性を報告した成果が評価され、第13回「杉田玄白賞」を受賞されました。

第13回「杉田玄白賞」決定

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