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【受賞】糖尿病内分泌内科学 金崎啓造准教授 / 第30回日本糖尿病合併症学会Young Investigator Award 受賞 「糖尿病腎の線維化分子機構とそれを標的とした治療戦略の開発 」

 腎臓の線維化制御なしに、各種腎疾患の予後改善は望めません。そこで、我々の研究室では糖尿病腎の線維化分子機構、特に内皮細胞の恒常性破綻が惹起する線維化誘導シグナル、内皮細胞-間葉細胞分化 (EndMT)を根幹に捉え、分子機構の解明と新規治療戦略の開発を目指して検討を行ってきました。今回の受賞に際しては、アンジオテンシン変換酵素阻害により血中濃度が上昇する抗線維化効果を有するペプチドN-acetyl-seryl-aspartyl-lysyl-proline (AcSDKP)に関するこれまでの研究、及び、内皮細胞におけるdipeptidyl Peptidase (DPP)-4の発現制御と内皮細胞DPP-4が演じる線維化惹起シグナルの分子機構を解明したことをご評価いただきました。共著者の先生方は勿論、助言やサポートを頂きました皆様、研究資金援助を頂きました財団-企業の皆様方に厚く御礼申し上げます。
第30回日本糖尿病合併症学会ウェブサイト


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