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【論文発表】精神神経科学/大井 一高助教らの論文"A comprehensive meta-analysis of ZNF804A SNPs in the risk of schizophrenia among Asian populations."がAmerican Journal of Medical Genetics Part B: Neuropsychiatric Genetics誌に掲載されました

 ZNF804A遺伝子は統合失調症における初めての全ゲノム関連解析(GWAS)にて見出され、その関連はいくつもの追試にて再現されています。また、統合失調症だけでなく、双極性障害のリスクにも寄与することが報告されています。しかし、それら研究対象はヨーロッパ人の統合失調症や双極性障害に限局されており、日本人を含むアジア人の統合失調症や双極性障害においても同様にZNF804A遺伝子が統合失調症や双極性障害と関連するかはよく分かっていませんでした。本研究では、アジア人の患者13,452名および健常者17,826名において統合失調症や双極性障害とZNF804A遺伝子多型との関連のメタ解析を行いました。その結果、寄与率は低いがアジア人においてもZNF804A遺伝子多型が統合失調症や双極性障害と関連することを見出しています。
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