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【受賞】高齢医学 入谷 敦 講師/第113回日本内科学会講演会 第29回内科学会奨励賞受賞 「高齢者の認知機能を考慮した抗凝固療法の治療戦略」

 新規抗凝固薬(NOAC)が上市されてから、高齢者に対する抗凝固療法の治療選択が拡大された。2010年4月以降、当科外来において心房細動に対して抗凝固療法を行っている85例(女性48例 平均年齢83.2±4.4歳)を対象とした研究。高齢者への処方薬剤選択は、アドヒアランス、服薬環境や理解力・認知機能を考慮した薬剤選択が望まれる。NOACは相互作用が少なく他疾患を抱え多剤を内服中の高齢者には選択しやすいが、抗凝固療法の必要性も含めて今後さらに検討する必要があると考えられる。


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