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平成29年5月9日(火)平成29年度 第2回技術セミナ-「新規導入された共焦点レーザー顕微鏡 LSM880 のセミナー&ハンズオン実習」(機器管理・運営委員会)開催

カールツァイス
「新規導入された共焦点レーザー顕微鏡 LSM880 技術セミナー&ハンズオン実習」
    
 <機器セミナー>
  日時: 2017年5月9日(火)16:00~16:45
  場所:金沢医科大学 医学教育棟 5階 中会議室

 <ハンズオン実習>
  日時: 2017年5月9日(火)17:00~
  場所:金沢医科大学 臨床研究棟 6階 617実験室
 
  講師:カールツァイスアプリケーション 山口 雅子 氏
 
 本学基礎研究棟5階515実験室にはカールツァイス社製共焦点レーザー顕微鏡 LSM710が設置されており、非常に多くのユーザーが細胞や組織の観察・解析に使用しています。しかしながら本機器はライブイメージングに対応しておらず、これに対応できる機器の導入が望まれておりました。
 
 この度本学臨床研究棟6階617実験室に、LSM710の後継機でありカールツァイス社の最新型共焦点レーザー顕微鏡であるLSM880が導入されました。本機器は温度・湿度・二酸化炭素濃度をコントロールできる細胞培養装置を搭載した倒立型レーザー顕微鏡であり、培養細胞や生体組織を2次元あるいは3次元環境にて培養し、ライブイメージングにて細胞の挙動や細胞内の特定のタンパク活性を可視化することが可能です。また本機器はビームスプリッターによる改変式蛍光取得システムとマルチトラッキングシステムによる連続蛍光画像取得システムを搭載しており、2機設置された超高感度検出器(GaAsP)を使用することで多次元ライブ蛍光イメージングに圧倒的なパフォーマンスを発揮します。例えば3Dゲル内にて培養されたがん細胞の時空間的挙動解析、iPS細胞や間葉系幹細胞の分化や細胞形態変化の経時的追跡、血管新生や神経再生現象における脂質シグナル伝達の可視化などが可能となります。
 
 本機器の導入にあたり、カールツァイスアプリケーション 山口 雅子 様による機器セミナーとそれに引き続くハンズオン実習を開催致します。ハンズオンではセミナー主催者の用意したサンプル以外に、参加者の先生方に持参して頂いたサンプルの画像取得と解析を行うことも可能です。セミナーでは機器の紹介と応用例を、ハンズオンでは画像取得に必要な機器操作を実演して頂きますので、本機器を利用予定の研究者・大学院生の方々は是非とも本セミナーにご参加頂くようお願い申し上げます。
 
 参加申し込みは 5月6日(土)までに病理学I 平田 英周(ehirata@kanazawa-med.ac.jp)までお願い致します。またサンプルを持参される方はその内容を事前にご連絡下さい。
 
 ご不明な点などございましたら、機器管理責任者 平田 英周(ehirata@kanazawa-med.ac.jp)までご連絡下さい。皆様の積極的なご参加をお待ち致しております。


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