記事のみ印刷する

【論文発表】一般教育機構・数学 飯田安保准教授の論文"Bounded subsets of classes Mp(X) of holomorphic functions"がJournal of Function Spaces誌に掲載されました。

関数の集合体である「関数空間」の部分集合が有界となる条件は、さまざまな方面で研究されています。今回発表した論文では、正則関数から構成されるMp(X)と呼ばれる関数空間でその研究を行いました。この関数空間は1992年にH.O.Kim, B.R.Choe, Y.Y.Parkらによって導入されたもので、これまでは1変数関数で、さらにpの値が1より大きい場合で、その部分集合の有界性の条件が証明されていました。今回の研究ではMp(X)の要素となる関数を多変数関数として、またpを任意の正数に拡張しました。その部分集合が有界となる条件は、Mp(X)と関連の深い関数空間として知られるスミルノフクラスやプリヴァロフ空間における有界性の条件と同様であることが分かりました。なお、本研究は本学の研究助成制度「アシストKAKEN」を受けて行われたものです。

詳細はこちら
新着一覧へ