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【採択】母性看護学 山崎 智里講師/日本私立看護系大学協会『若手研究者研究助成』

研究課題名「分娩期における熟練助産師の「直観」に関する研究」

 出産は自然な営みである半面、分娩時の出血や胎児仮死等に対する備えを常にしておかなければならない。さらに、近年の出産年齢の高齢化や低体重児の出生率の増加により、分娩はハイリスク化の傾向をたどっている。そのため、助産師には異常の早期発見のみならず、正常から逸脱する可能性を的確に予測・判断する先見的な能力が求められている。このような状況下で、産婦の状態を正確に判断・予測する熟練助産師による経験・能力の内容については、これまで多くの研究がなされてきた。 
 助産師の意思決定には「直観」が活用されているが、この「直観」の具体的内容については明らかとなっていない。そこで、本研究では分娩期において助産師の「直観」が働いた時の状況や現象を明らかにすることを目的とする。

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