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【採択】循環器内科学 梶波 康二 教授/2017年度ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社研究助成

研究課題名「高血圧性肥大心における細胞内不良タンパク除去システムの挙動」

成人発症心不全の最大の原因である高血圧性肥大心の発症メカニズムについては不明な点が多い。
われわれはChk1 由来の変異体から約31kDaの組換えタンパク質(Kmuriと命名)(竹田、梶波:特許出願中)を単離し、これと特異的に結合し小胞体内で合成された異常タンパク質をプロテアソームによる分解処理機構へ向かわせるシグナルとなること、またその機能を規定する重要アミノ酸残基を同定した。
本研究では、高血圧性肥大心における心筋障害の発生と進展において、異常タンパク質処理機構がどのように関与しているかを、Kmuriの挙動解析を通じて明らかにし、有効な治療手段開発を目指す。

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