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【採択】病理学Ⅰ 平田 英周 講師/アステラス病態代謝研究会 平成29年度研究助成

研究課題名「脳転移がん細胞の休暇維持・破綻機構の解明」
  本研究開発の目的は、脳転移がん細胞の休眠維持・破綻の機構を解明し、根治療法から数ヶ月~10数年の時を経て再発するがんに対する画期的な治療法を開発することである。申請者は先行研究により脳転移巣において一部の細胞が休眠を呈するマウスモデルを樹立し、このマウス脳組織からがん細胞を抽出してシングルセルRNAシーケンスを行うことで、脳におけるがん細胞の休眠維持と離脱に関わると考えられる複数の分子・シグナル経路を同定した。本研究提案ではこれら候補分子の機能解析を進め、最終的にはがんの脳転移再発を予防する画期的な治療法を開発することを目標とする。

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