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[論文発表] 呼吸器外科 薄田勝男教授のレビュー論文 "Economic Benefits and Diagnostic Quality of Diffusion-weighted Magnetic Resonance Imaging for Primary Lung cancer" が Ann Thoracic Cardiovasc Surgery 2017に掲載されました。

 本論文は、肺癌に関するMR拡散強調画像(DWI)の最新の研究について、その経済性有益性、診断的有益性をレビューした。MRIの医療費(13,300円)は、PET-CTのそれ(86,250円)に比較し、84%もコスト削減が可能である。MR拡散強調画像は、さまざまな臓器の腫瘍において、良悪性の鑑別診断に役立つと報告されている。肺腫瘤陰影に対するMR拡散強調画像による診断能、および肺癌におけるN因子とM要因の評価は、FDG-PET/CTのそれと同等ないしそれ以上である。MR拡散強調画像は、肺癌の臨床において、医療コストと診断能の点で有利である。
 なお、本研究は、文部科学省の科学研究費 (16K10694)の助成で行われた。

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