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【採択】呼吸器外科学 薄田 勝男 臨床教授/磁気健康科学研究振興財団 第24回磁気健康科学研究助成

 課題名:核磁気共鳴画像法(MRI)による肺癌・悪性胸膜中皮腫の診断と治療効果判定、およびその分子生物学的病態の解明
 MR拡散強調画像(diffusion-weighted magnetic resonance imaging : DWI)は、拡散現象(水分子のブラウン運動)の抑制領域を描出する撮影法であり、種々の臓器で、その診断の有用性が証明されている。我々は、肺癌およびリンパ節転移に関して、MR拡散強調画像の有効性を報告してきた。今回の申請では次の4点を明らかにする。
 ①MR全身性拡散強調画像による肺癌のTNM分類への有効性を証明する。②MR拡散強調画像による悪性胸膜中皮腫の診断の有用性を証明する。③MR拡散強調画像により肺癌に対する化学療法・放射線療法の質的治療効果を評価できることを証明する。④MR拡散強調画像と癌の血管新生因子・血管新生遺伝子との関連性を検討し、MR拡散強調画像の分子生物学的病態を解明する。

関連HP
公益財団法人 磁気健康科学研究振興財団
金沢医科大学 呼吸器外科学


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