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糖尿病内分泌内科学 金崎啓造 DPP-4阻害薬の腎保護効果に関する総説をClinical Science誌に発表

 DPP-4阻害薬は今日2型糖尿病診療に広く用いられておりますが、その中でリナグリプチンはDPP-4阻害活性や腎臓への集積、胆汁排泄性など他のDPP-4阻害薬と異なるユニークな特徴を有しております。我々の研究室ではリナグリプチンを用いた前臨床研究で優れた腎臓線維化抑制効果を発揮できることを報告して来ました。近々、リナグリプチンを用いた心血管イベントと腎イベントをアウトカムとした大規模臨床試験Cardiovascular and Renal Microvascular Outcome Study with Linagliptin in Patients with Type 2 Diabetes Mellitus (CARMELINA) が発表される予定であり、この機会を用いてDPP-4阻害薬、特にリナグリプチンの腎保護効果をまとめてみました。

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