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【採択】精神神経科学 記村 康平 医員/公益信託 松原三郎記念精神医学育成基金 研究奨励金「松原記念奨励賞」

課題名:認知症患者におけるBPSD発現と介護負担に関する研究
 認知症は後天的な要因によって慢性的に認知機能が低下している状態です。本邦において認知症患者は増加の一途をたどっています。さらに認知症患者は、認知機能の障害に加え行動・心理症状の障害を伴います。現在では行動心理学的症候 (behavioral and psychological symptoms of dementia;BPSD) が提唱され、それらが介護者にとって大きな介護負担となっています。BPSDの出現予測を、脳形態・脳機能的変化や神経心理学的検査結果との関連から見出すことができれば、認知症患者への早期対応や介護負担の軽減につながるものと考えられます。

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