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【論文発表】解剖学II・田中貴士 助教らの論文 "MARCKSL1 Regulates Spine Formation in the Amygdala and Controls the Hypothalamic-Pituitary-Adrenal Axis and Anxiety-Like Behaviors" が、英国科学誌 EBioMedicine に掲載されました。

 不安障害はうつ病に発展しうる脳の神経回路の障害として指摘されていますが、その発症メカニズムは十分に解明されていませんでした。我々は、神経細胞の骨格を制御しているMARCKSL1という因子が扁桃体の神経細胞の形態や興奮性を調整することで、ストレスホルモンを介した不安障害の発症に重要な役割を果たしていることを明らかにしました。不安障害の発症メカニズムの一端が明らかになったことで、新たな治療法の進展が期待されます。
 なお、本研究は金沢医科大学、近畿大学、新潟大学、大阪大学との共同研究であり、科研費(基盤C:25430079)および大阪難病研究財団の支援を受けて行われました。

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