【受賞】糖尿病内分泌内科学 高垣雄太 助教／2018 Asia Islet Biology & Incretin Symposium (AIBIS) Poster Award 受賞

　2018年8月2日〜4日に韓国ソウルで開催されました2018 Asia Islet Biology & Incretin Symposium (AIBIS)にて、糖尿病内分泌内科学の高垣　雄太助教がPoster Awardを受賞しました。演題名は、「Dipeptidyl peptidase-4 inhibition may accelerate cancer metastasis via SDF-1/CXCR4 pathway dependent epithelial mesenchymeal transition」です。
　我々はこれまでDPP-4を血糖コントロールのターゲットとしてのみならず、糖尿病合併症の発症進展抑制の標的因子として注目し研究を進めてきました。今回我々は、DPP-4が癌の増殖、転移に影響を及ぼす可能性に関して報告しました。癌は糖尿病患者の死因の3割を占め、本研究では中でも女性に多い癌である乳癌に関して検討を行っております。本研究の成果は現在多くの症例に使用されているDPP-4阻害薬の潜在的なリスクを明らかにするのみでなく、癌の発症進展抑制のターゲットとしてのDPP-4の可能性を示唆します。本研究を進めるにあたり御指導・御助言を頂いた先生方、共同研究者の先生方ならびに研究に御理解・御協力頂いた患者様に感謝申し上げます。

詳細はこちら