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【採択】免疫学 齋藤史路助教/公益財団法人 持田記念医学薬学振興財団 平成30年度研究助成

研究題目「胎生期における樹状細胞の分化機構と炎症性疾患における役割」
 妊娠中の母体内の胎児は母体由来のアロ抗原や病原性微生物といった様々な免疫刺激に暴露される危険性がある。実際に母体の感染や炎症が胎児の脳の発達や自閉症の発症に影響を及ぼすことが報告されている。しかし、胎生期における病原性微生物を認識する免疫反応、特に免疫担当細胞については未だよくわかっていない。樹状細胞は自然免疫や獲得免疫を誘導させる重要な免疫担当細胞であり、成人期における樹状細胞の活性化機構や免疫応答誘導機構については非常によく研究されているが、胎生期においてはあまり解明されていない。本研究では胎生期樹状細胞とその前駆細胞の機能、炎症における役割を明らかにする。

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