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【採択】解剖学Ⅱ 伊藤 哲史 准教授/公益財団法人大和証券ヘルス財団 平成30年度(第45回)調査研究助成

 研究課題名「耳鳴りの脳内発生機構を明らかにし、根治につなげる」
 加齢に伴い耳鳴りを訴える人が増える。原因は完全に解明されているわけではないが、感音性難聴に伴う中枢神経系における病的な可塑的変化であると考えられている。聴覚神経回路における興奮-抑制のバランスの乱れが耳鳴りの原因であると考えられるが、その詳細はわかっていない。耳鳴りモデル動物で聴覚系のハブ領域である下丘の抑制性伝達物質が減少していることが知られている。そこで、下丘の抑制性細胞の活動性を高めることができれば耳鳴りを抑えることができると考える。本研究は下丘抑制性細胞の特異的活動制御を目標としている。

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