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【選出】整形外科学 市堰 徹 臨床教授が第45回日本肩関節学会においてBest Abstract賞に選出されました。

 2018年10月19、20に大阪国際会議場で開催された第45回日本肩関節学会において、整形外科学 市堰 徹臨床教授が「骨髄由来間葉系幹細胞の肩関節内投与による疼痛緩和と軟骨保護」の論文でBest Abstract賞に選出されました。
 ラットで肩関節炎・関節症モデルを作成し、骨髄幹細胞(MSC)の関節内投与における軟骨保護作用および炎症・疼痛の中枢感作抑制効果について検討した。肩関節炎惹起によりC5脊髄後角におけるCGRPが強発現した。また、関節軟骨損傷の指標として用いたADAMTS5の発現上昇を認めた。MSC投与により脊髄後角におけるCGRPおよび軟骨のADAMTS5の発現は減少した。MSCs投与により関節内に抗炎症因子・軟骨保護因子であるTSG6の発現を認めた。初期の関節炎に対するMSCの関節内投与は疼痛、軟骨保護の面で有効であることが考えられた。本抄録は、日本肩関節学会Best AbstractとしてJournal of Shoulder and Elbow Surgeryにて紹介される。


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