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【論文発表】臨床病理学 水谷謙一先生の論文「Whitish-yellow tumor on its characteristic cut surface: A case report of congenital granular cell epulis」がClinical Medicine Insight: Pathology誌に受理されました

【緒言】congenital granular cell epulisは新生児の稀な良性疾患である。これまでも報告例はあるが肉眼像に着目した報告例はほとんどみられない。
【症例】0歳、男児。上顎歯肉に多結節性の腫瘤が認められ切除された。腫瘤は長径2cmであり割面は滑らかで特徴的な黄白色を呈していた。組織学的に多稜形の大型細胞の増生が見られた。これらの細胞は細胞境界が明瞭で顆粒状の細胞質と均一な小型核を有しており、S100免疫染色は陰性で、最終診断はcongenital granular cell epulisとなった。
【結言】本症例はcongenital granular cell epulisの典型例であり、特徴的な黄白色の割面像は注目に値すると考えられる。

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