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【論文発表】臨床病理学 黒瀬 望准教授の論文「TAFRO症候群を合併した/合併のない特発性多中心性キャッスルマン病における、濾胞性ヘルパーT細胞の役割」がPathology - Research and Practice誌に掲載されました。

特発性多中心性キャッスルマン病(iMCD)は、原因不明の全身性炎症性疾患で、近年報告されたTAFRO症候群を合併することがある。濾胞性ヘルパーT細胞(Tfh)は、B細胞の増殖と分化、胚中心の形成・維持、IgGのクラススイッチに関与している。胚中心内におけるTfhの数は、非特異的リンパ節症、IgG4関連疾患と比較して、TAFRO症候群の合併のないiMCDで有意に減少しTAFRO症候群を合併したiMCDで更に減少した。これらの結果は、Tfhの減少がiMCDの病因となり得ることを示唆する。

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