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ラット実験用麻酔関連装置取扱デモンストレーションのご案内

 外科処置等の痛みを伴う動物実験においては、動物愛護の観点から実験動物の痛み・苦痛を無くす必要があります。平成18年に施行された「動物愛護法」では苦痛の軽減(Refinement)が盛り込まれ、「動物を科学上の利用に供する場合には、その利用に必要な限度において、できる限りその動物に苦痛を与えない方法によってしなければならない」と、明記されています。
 これまでの麻酔法では、エーテルは爆発性の問題、ネンブタールは睡眠薬であり鎮痛効果がないため単薬での試用は推奨できません。ケタミンは麻薬指定となり、イソフルレンを使用した吸入麻酔法への移行が進んでおります。
 また、臨床研究棟マウス・ラット飼育室では、現在ある麻酔装置の他に感染症防止の観点から麻酔装置を新規に1台増設して、動物種毎に各1台設置して運用していきます。
 つきましては、新規導入の麻酔装置のデモンストレーションをラット室内で開催します。臨床研究棟にてラットを用いた実験を実施している先生方は、特にご参加くださいますよう宜しくお願い申し上げます。

日 時 : 令和元年7月18日(木)  15 :00 ~ 17:00
場 所 : 臨床研究棟7F動物実験施設内733号室
機 器 : ラット小動物実験用簡易吸入麻酔装置( 株式会社夏目製作所社製 )


動物を使用して、「導入麻酔」「維持麻酔」を実施致します。
時間内であれば都合の良い時間にご参加下さい!
問合わせ先 : 総合医学研究所 共同利用センター 動物管理室 荒井 (内線3962、8284)

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