金沢医科大学概要2016/2017 第2版
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9SCHOOL OF MEDICINEEducational Objectives教育目標医師としてのプロフェッショナリズムの「基盤をつくる6年」、そして「成長の6年」 教育とは、学習者の行動に価値ある変化をもたらすプロセスであると言われる。 本学医学部の一般教育目標は、医師となるためにふさわしい人間的、学術的、ならびに職業的基盤をつくり、医師国家試験に合格できる学力と臨床力をつけることを目標としている。医学部における6年間の学士課程を「医師としてのプロフェッショナリズムの基盤をつくる重要で不可欠な6年」と位置づけている。医学部学士課程の卒業が認められると「学士(医学)」の学位が授与されるが、「医師」として診療に従事するには、「医師国家試験」に合格し、厚生労働省の医籍に登録して「医師免許」を取得しなければならない。 本学では、卒前教育として行われる6年間の「医学部学士課程」、それに続く「卒後初期臨床研修」、「専門医研修」や「大学院博士課程」などを含む6年を加えた12年間をプロの良医となるための医学教育の基本的ステージとして整備し提供している。■ ディプロマ・ポリシー Diploma Policy(学位授与方針) 「建学の精神」に基づき、以下の能力を身に付けた人材に学位を授与する。Ⅰ.患者中心・コミュニケーション・チーム医療 ①患者中心の安全な医療を実践できる。 ②利他的な態度で、患者を尊重した医療に取り組める。 ③患者に関わる身体的・精神的・社会的背景や問題を包括的に理解し、コミュニケーションに生かせる。 ④医療チームの役割を理解し、各チームメンバーを尊重し、コミュニケーションを図れる。 ⑤プライマリ・ケアと専門医療の役割分担を理解し、適切に該当部門・機関と連携を図れる。Ⅱ.医学知識と技術 ①医学・医療に活用できる幅広い知識を身につける。 ②基本的診療手技を身につけ、診療できる。 ③最新の情報を、適切に収集・選択して活用できる。Ⅲ.豊かな人間性と倫理観 ①医師としてのプロフェッショナリズムを自覚し、思いやりをもって責任のある医療を行える。 ②倫理的問題を理解し、医療人として最善の行動選択ができる。 ③個人間・性差・家族間・地域間・諸文化圏・国際社会における多様性を理解できる。Ⅳ.生涯学習 ①自己主導型学習能力を身につけ、常に自己の向上を図れる。Ⅴ.地域医療・社会貢献 ①地域医療に参画し、プライマリ・ヘルス・ケアを実践できる。 ②保健・医療・福祉に関わる社会資源を把握し、活用できる。 ③医療制度・医療経済に対して問題意識を持ち、考察できる。Ⅵ.科学的態度・探究心 ①科学的理論と方法論を理解できる。 ②科学的問題に興味を持ち、論理的・批判的に考え、調査や研究に取り組める。 ③調査や研究の成果を論理的文書として発信できる。

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