金沢医科大学概要2016/2017 第2版
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16SCHOOL OF MEDICINE■ クリニカルシミュレーションセンター クリニカルシミュレーションセンター(Clinical Simulation Center, CSC)は医学教育棟5階に設置されている。シミュレータなどの機器を格段に充実させ、常駐の専任管理技師を配置し、学生、教職員、医療従事者の医療技能の習熟、向上のための支援施設として整備されている。 医療技術の多くは、スポーツや自動車の運転と同じく、精神運動領域(Psychomotor Domain)に属する要素を持つものが多い。しかし、それらの学習、練習、習熟に患者を使用することは避けねばならない。CSCは、医学生・看護学生をはじめ、研修医、新人看護師、新規採用医療職などが、安全に技術を修得、習熟するために欠くことのできない施設となっている。センターでは、個別学習、多種職連携実習など、医療スキルを向上させるため、高価な各種シミュレータと医療機器を整備し、各種のトレーニングコースを企画、準備している。(34頁参照)■ 多職種連携教育  (Interprofessional Education, IPE) 医療では、医師とともに看護師、介護士、薬剤師のほか、リハビリ、医療保険、予防などの専門職との間で連携する取り組みを必要とする。本学では、医学部学生、看護学部学生、北陸大学薬学部学生が合同して臨床実習を行う機会に各種の連携教育のプログラムが実施されている。■ AVメディア(Audio Visual)の効果的利用 大学における教育では、既製の教材のみではなく、教員自身が作成した「生」の材料を用いることが多い。生の教材は学生へのインパクトが強く、学生の開拓精神を育む大きな動機にもなる。 教員による教材の作成や学会発表での資料作成には、学内に整備されたフォトセンターが幅広く技術的なサポートをしている。また、基礎医学・臨床医学の実習、臨床講義における症例提示、手術供覧などに、TVモニター、ビデオ供覧、コンピュータによる提示システムなどの最新の機器と技術が整備され利用されている。■ 医学教育のための情報処理学習 本学病院はもちろん、多くの病院では、カルテはすべて電子カルテとなり、オーダリングもコンピュータを通じて行われている。現代の診療活動、研究活動や学習活動における情報の扱いはコンピュータなしで済ますことはできない。また、各科目の授業計画や資料等は「電子シラバス」によりネット上で学生に配布されており、学生はこれにより予習・復習を行う。 このような時代の要請に対応するために、第1学年に「情報の科学」を導入しており、学生がコンピュータの基礎概念を理解し、情報入力、情報収集、情報処理および表現の手段としてコンピュータを自由に活用できる素地を養う。また、高学年では医学教育センターにおいて学生用電子カルテの習熟訓練が随時行われている。クリニカルシミュレーションセンターでの実習多職種連携教育学生電子カルテの実習教員の教育ワークショップClinical Simulation Center (CSC)The CSC is used to help medical and nursing students, as well as doctors and nurses in training and other newly employed healthcare providers to safely acquire and become proficient at necessary medical skills. The center is equipped with high-fidelity simulators and medical devices, and offers various training courses to meet the needs of students and staff.

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