金沢医科大学概要2016/2017 第2版
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校章の由来 本学の校章は「橘」の葉と実を図案化したものである。由来は下記の神仙伝の故事によるもので、これを意訳すると次のようである。 蘇仙公は母の前にひざまずいて、「わたくしは命令を受けて仙人となるはずでございます。それに召されて行く期限もございますので、お別れを申し上げます」といって、母子ともどもにすすり泣き、別れを惜しんだ。 そこで母が「そなたが行ってしまった後、わたしにどうして暮らしていけというのかね」というと、蘇仙公は「来年になると天下に疫病が流行するでしょう。その時は、庭の井戸水と軒端の橘の木が暮しの資となるはずです。井戸水一升と橘の葉一枚で一人の病気を治すことができます」といった。 翌年、はたして疫病が流行し、遠近を問わずたくさんの患者がやってきて母に治療を乞うた。そして橘の葉と井戸水を用いて治療をしたところ、治らないものはなかったとのことである。 この故事から「橘井(きっせい)」という語が「医」の意味で用いられるようになった。本学では万人を癒す良医を育てるという願いと誇りを込めて、この橘の葉が校章に採用された。校章School Badge蘇仙公白 母曰、某受 命当 仙、被 召有 期。(中 略)母曰、汝去之後、使 我如何存活。先生曰、明年天下疫疾、庭中井水、簷辺橘樹、可 以代 養。井水一升、橘葉一枚、可 療 一人。(下 略)神仙伝、巻九、蘇仙公よりレレレニニ一レレ二一一レレ「橘」の実と葉「橘」たちばなキツ

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