金沢医科大学概要2016/2017 第2版
63/84

61KANAZAWA MEDICAL UNIVERSITY HOSPITALKMU Hospital ■ 最先端診断・治療機器と  ハイテクノロジーシステムの導入 質の高い医療を提供するため、患者に対して最低限の負担で最良の効果を上げられる多くの診断機器や治療機器を積極的に導入している。がんの最先端検査機器であるPET-CTシステムをはじめ、画像診断に革命をもたらしたMRl(磁気共鳴画像診断装置)、体の内部を立体的に見ることができる2管球型マルチスライスCT、患者の放射線被曝と負担を最小限にしたDSA(デジタル血管造影装置)、FPD/CR画像管理システム(コンピュータX線画像診断システム)、デジタル画像処理蓄積システム、循環器データ解析センターシステム、腎臓や尿管などの結石を破砕治療する体外衝撃波結石破砕装置、前立腺がんの新しい治療である密封小線源永久刺入治療システム、限局された部位のがん治療などに効果を発揮する定位照射システム(高精度放射線治療システム)、核医学診断システム、その他多くのハイテクノロジーを駆使した新鋭の設備や機器がフル稼働している。また、2015年5月には手術の正確性及び安全性の向上と低侵襲の実現を目的とした手術支援ロボット「ダビンチ」の最新機種を導入している。■ 再生医療センター 失われた臓器や組織を再生し、機能を回復させる再生医療の臨床・研究拠点である「再生医療センター」が2016年より稼働している。樹状細胞を用いたがん免疫療法や、自己骨髄細胞による肝硬変の治療、皮下脂肪組織幹細胞による膝関節をはじめとする骨疾患の再生や、乳房再建など、多臓器への幅広い再生医療と研究を進める。■ 臓器移植・人工臓器 本学病院の腎移植チームは、1975年に全国に先駆けて「腎臓移植」を開始し、現在までに310例(生体腎246例、死体腎64例)の手術を行い優れた成績をおさめている。1984年に厚生省(当時)から地方腎移植センターとして委嘱を受け、北陸全域をカバーする北陸腎移植HLA検査センターを病院内に開設した。当センターでは、(社)日本臓器移植ネットワーク中日本支部(名古屋)とコンピュータ回線で結び、提供される腎臓に適合する受腎希望登録者を即時に検索して迅速に手配できる態勢が整えられている。臓器移植は、今後一層重要な医学的課題となるが、それら関連問題に対応するため準備が進められている。 人工臓器については、基礎的研究・臨床応用が行われ、特に「人工股関節」は日本でも有数の症例数を誇っている。また「人工歯(デンタルインプラント)」なども成功率の高い実績をあげている。人工股関節置換術腎移植(腎血管吻合) 金沢医科大学病院では、「アートのある病院」をコンセプトに定期的に院内コンサートが新館1階ホールにおいて開催されている。病院音楽療法研究会が主催する「夕べのひとときコンサート」では、患者・家族・職員のストレス緩和とメンタルヘルスの向上を目的として、プロ音楽家を中心に招き本格的な演奏会が行われており、また、看護部が主催する「ふれあいタイムコンサート」では院内に癒しと和やかな雰囲気を添え、地域住民との交流の場ともなっている。「夕べのひとときコンサート」:毎月第3水曜日2016年9月現在計184回開催「ふれあいタイムコンサート」:毎月第2土曜日2016年9月現在計200回開催アートのある病院に 院内コンサート

元のページ  ../index.html#63

このブックを見る