金沢医科大学概要2016/2017 第2版
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77大学キャンパスのグランドデザインGrand Design for the New University Campus大学、病院の機能を健全に維持していくためには、ソフト、ハードの両面において先見性のある計画と実行が重要であり、多くの意見を集約してグランドデザインを作り上げていくことが望まれる。本学の主要な建物は、1972年の開学、そして1974年の開院に合わせて竣工した。しかしその後、国が定める耐震基準や病院施設基準の改正、医学教育における診療参加型臨床実習の導入などから、機能面から建物のリニューアルが必要となり、1989年に「病院増改築計画」の検討が始まった。そして2003年に「病院新館」が竣工し、創立30周年を記念して供用を開始した。その後2006年、「病院第二新館」を建設し、2009年には、「病院別館」を全面改修した。2010年には、「金沢医科大学グランドデザイン第1次5ヵ年計画」の基本構想が発表され、2012年に迎えた創立40周年記念事業の一つとして、病院増改築計画の最終工事である「中央診療棟(当初名称:エントランス棟)」、「医学教育棟」の建設が計画された。同時に、学習環境整備の一環としてニーズが高くなった建物の建設が優先されることとなり、2011年には「新アナトミーセンター」が竣工し、2012年の創立40周年記念式典に合わせて「レジデントハウス(研修医宿舎)」が竣工した。また2014年には、高機能な学習環境の整備拡充を目的に第5学年・第6学年生の病院での参加型診療実習の拠点となる「SD(スチューデント・ドクター)医局」、「クリニカルシミュレーションセンター」、さらに大・中講義室、臨床研修センターを中心に計画された「医学教育棟」が竣工し、2015年12月には、高度な先端医療技術を開発する大学病院として、再生医療の基礎・臨床研究を開始するべく、「再生医療センター」が竣工した。併せて現在、旧病院本館の取壊しが完了し、2016年3月より「中央診療棟」の建設工事に着手している。2017年5月の竣工を予定しているこの「中央診療棟」の供用開始をもって、1989年から続いた「病院増改築計画」が完結する。引き続いて、「金沢医科大学グランドデザイン第2次計画」に従い、図書館、動物実験棟をはじめ、学部棟などの整備が予定されている。その他に、教育環境の保持および充実を図るため、石川県かほく市高松地内にサッカー場、野球場(人工芝採用)を併設した多目的グラウンドを現在建設中である。2017年3月竣工予定で、学生の体育授業や課外活動での利用が見込まれる。図1 第1次5カ年計画の外観パース(①医学教育棟と②中央診療棟)①②

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