bulletin2020_1
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15SCHOOL OF MEDICINEスチューデント・ドクター医局スチューデント・ドクター医局に隣接するグループ学習室全学年が使用可能な自習室学生ラウンジ「橘ホール」Special Features of Education充実した学習環境■ 医学教育センター■ スチューデント・ドクター(SD)医局 医学部の教育は、従来各講座に主体性が置かれていたため、各講座間の横の連絡がない縦割りの教育が行われてきたが、医学教育モデル・コア・カリキュラムを基盤とした統合型カリキュラム(Integrative Curriculum)の採用によって、教育形態は教務部主体の管理体制に移行して教育の一貫性の保持と効率化が図られてきた。これを運用実施する部門として、学長の直轄組織となる「医学教育センター」が設置されている。ここには教務部と医学教育学の機能が統合されており、授業の改善、教育効果の検証、教材開発、臨床スキル訓練、試験問題管理、成績評価の標準化、教員の教育能力開発(FD)などを担当している。近くには、診療参加型臨床実習(CCS)に臨む第6学年の学生のスチューデント・ドクター(SD: Student Doctor)医局などを設置しており、近接の臨床研修センターとも一体となって教育効率を上げる効果が期待されている。 第6学年の学生はCCSに従事し、病棟、検査室、手術室、外来、救急など、様々な場所を学習の場とするが、本拠地として落ち着いて勉学し、ラーニング・コモンズとして使用できるのがSD医局である。学生には各自に机とロッカーが与えられ、グループ学習室も付属している。SD医局は24時間使用可能で、自習の本拠地として、グループディスカッションやミニレクチャーに利用される。

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