bulletin2020_1
2/88

校章の由来 本学の校章は「橘」の葉と実を図案化したものである。由来は下記の神仙伝の故事によるもので、これを意訳すると次のようである。 蘇仙公は母の前にひざまずいて、「わたくしは命令を受けて仙人となるはずでございます。それに召されて行く期限もございますので、お別れを申し上げます」といって、母子ともどもにすすり泣き、別れを惜しんだ。 そこで母が「そなたが行ってしまった後、わたしにどうして暮らしていけというのかね」というと、蘇仙公は「来年になると天下に疫病が流行するでしょう。その時は、庭の井戸水と軒端の橘の木が暮しの資となるはずです。井戸水一升と橘の葉一枚で一人の病気を治すことができます」といった。 翌年、はたして疫病が流行し、遠近を問わずたくさんの患者がやってきて母に治療を乞うた。そして橘の葉と井戸水を用いて治療をしたところ、治らないものはなかったとのことである。 この故事から「橘井(きっせい)」という語が「医」の意味で用いられるようになった。本学では万人を癒す良医を育てるという願いと誇りを込めて、この橘がユニバーシティ・アイデンティティとして校章に採用されている。校章School Badge白公仙蘇 受某、曰母 当命 、仙被 有召 中(。期 、曰母)略使、後之去汝 、曰生先。活存何如我辺簷、水井中庭、疾疫下天年明可、樹橘 代以 、升一水井。養可、枚一葉橘 療 下(。人一 )略りよ公仙蘇、九巻、伝仙神レレレニニレ一レ二一一レレ「橘」の実と葉「橘」たちばなキツ

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る