bulletin2020_1
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大学院医学研究科GRADUATE SCHOOL OF MEDICAL SCIENCE大学院医学研究科長 岩淵邦芳 Dean: Prof. IWABUCHI Kuniyoshi, M.D., Ph.D.医学の進歩にさらなる寄与できる人材を育成 大学院医学研究科は、医学に関する学術ならびにその応用に関して、さらに高度の学識をたくわえ、自立して研究活動を行える研究能力を養い、医学の新しい分野を開拓していける人材を養成することを目的としている。 2006年度からは社会人の就学に配慮した昼夜開講制を導入し、2013年度からは初期臨床研修医の2年次から入学が可能となった。修業年限は4年を標準とする。 専攻は、従来の生理系、病理系、社会医学系、内科系、外科系の5専攻を2003年度から「生命医科学」の1専攻に統合再編することとなり、文部科学大臣より承認を受けている。生命医科学専攻は、基礎医学と臨床医学が融合した3つの専門分野に大別され、それがさらに47の専門科目に分かれている。 現在、約100名の担当教員が各専門科目で指導にあたっており、大学院学生は、担当教員の指導のもとで広く知識を集積し、最先端の研究に従事して研究能力の涵養に努めている。また、専門科目の区分にはこだわることなく、関連科目が協力し、あるいは国内外の関連領域の研究機関等との協力のもとに、広く学際的な研究を進めることに重点を置いている。 収容定員は140名で、外国からの留学生も日本人学生とともに学習と研究に励み、にぎわいを見せている。 教育課程は、専門科目、共通科目、特別研究、専門医養成系より編成し、さらに専門科目を生体機能形態医学分野、生体制御医学分野および健康生態医学分野の3分野に区分する。専門科目、共通科目の大半は1年次に履修し、専門分野、関連分野の知見を広めたうえで2年次から特別研究を開始することにより、研究指導の充実に繋がるよう配慮している。

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