bulletin2020_1
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25GRADUATE SCHOOLPostgraduate Academic Activities in Medicine ■ 共通科目 医学の研究や実践を遂行するうえで、各専門分野の枠を超え、共通して必要と考えられる基礎的知識や技術の習得を行い、さらに、最先端医学・医療の知識を習得することを目的としている。 構成されている科目は、医の倫理、生命倫理学、医学統計学、疫学・臨床疫学、分子生物学入門、実験動物学、臓器移植学、医学研究セミナー、英語論文作成法、研究倫理、再生医療科学、産学連携ガイダンスの12科目である。■ 特別研究 研究指導教員のもとに特定の研究テーマを設定し、専門科目、共通科目で習得した知識・技術を応用し、博士論文を作成することを目的としている。学生数 (2020年5月1日現在)区   分入学定員収容定員1年次2年次3年次4年次合計生命医科学351404131768102■ 学位授与 大学院医学研究科は1982年に開設され、1986年3月に最初の修了者を出した。それ以来、2019年度末までに552名の課程による博士(医学)が誕生している。また、論文提出による学位授与者数は2020年5月1日現在で291名に達している。学位授与者の多くは、全国各地の医療機関や研究機関で、地域医療や予防医学あるいは最先端の研究に従事している。学位授与者に関する審査内容とその結果は、毎年度公表されている。テレビ会議システムを利用した北信がんプロオンコロジーセミナー■ 専門医養成系 大学院医学研究科では、文部科学省選定プロジェクトにより、がんおよび認知症医療を担う「専門医養成コース」と「インテンシブ医師コース」を設置している。専門医養成コースは大学院生を対象としており、修得した単位は医学研究科の修了単位として認定される。インテンシブ医師コースは地域医療機関においてがんおよび認知症医療に携わる医師を対象としている。 各コースの履修生は、プロジェクトに参加する大学、大学病院および医療機関の教員および医療従事者が制作したビデオ教材(e-Learning)や、テレビ会議システムを利用した症例検討会等を受講することにより、最新の診断・治療等を学ぶことが可能となる。北信がんプロフェッショナルがん専門医養成系 文部科学省「多様な新ニーズに対応する「がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)」養成プラン」により、2017年度に選定された「超少子高齢化地域での先進的がん医療人養成(北信がんプロ)」は、本学、金沢大学、信州大学、富山大学、福井大学、石川県立看護大学の北陸・信州の6大学に加え、同地区のがん診療連携拠点病院が連携するプロジェクトである。希少がんを含むがん患者を臓器横断的に診療できる専門家の養成を目指し、がん患者の思いに寄り添い、最新のエビデンスと情報を集めると同時に、患者・家族の希望をかなえられるように努力できる、がん専門医師を養成することを目的としている。【開講科目】(必修) がんゲノム医療特論、小児・AYA・希少がん特論、ライフステージに応じたがん医療特論、在宅緩和ケア特論、    腫瘍薬物学特論、腫瘍放射線医学特論、がん緩和医療学特論、腫瘍病理学特論、臨床腫瘍学特論、がん外科学特論(選択) 分子腫瘍学特論、分子生物学入門、臨床統計学特論、臨床統計学演習、腫瘍薬物学演習、腫瘍放射線医学演習、    がん緩和医療学演習、腫瘍病理学演習、臨床腫瘍学演習、がん外科学演習、がんライフステージ演習

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