bulletin2020_1
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看護学領域基礎看護学 精神看護学 32SCHOOL OF NURSING成人看護学 老年看護学 母性看護学小児看護学 在宅看護学 ■ 一人ひとりに合わせた「きめ細やかな」学習・生活支援■「医科系大学」ならではの恵まれた学習環境特色ある教育と学習環境病院実習で点滴の方法を学ぶ(成人看護学) 基礎看護学は、看護学生が最初に学ぶ専門分野である。看護を考える力を養い、また、看護実践能力を培うために、基礎看護技術論では科学的根拠や原理・原則を考え、対象への安全・安楽・自立を目指して援助できるようにトレーニングを積んでいく。 精神看護学は、「メンタルヘルスの問題を抱えたあらゆる人」を対象とした看護学領域である。特に、うつ病や統合失調症などの精神障がいを持っている人との関係を築き、その人が本当に求める医療・看護を提供できる人間性豊かなプロの看護職者の育成を目指している。 成人看護学の対象は、家庭・職場・地域で役割や責任を持ち、身体的・精神的・社会的に大きな変化に富む15歳から65歳前後までの生産年齢の方々である。対象が手術や内科的治療を受けながら、健康維持し、主体的に療養に取り組めるように、看護支援を考え、実践できるよう知識と技術を身につける。 老年看護学では、高齢者自身が望む自律的な生き方の実現と安らかな死に貢献することを目標とし、加齢に伴う心身の変化、高齢者を取り巻く社会環境、高齢者に特有な疾患と看護、エンドオブライフケアなどを学ぶ。 子どもを産み育てる成熟期を中心に、生命の誕生・親の役割・家族の発達段階などの観点から母性看護を学ぶ。また、女性の一生を対象に、思春期の女性への発達支援、女性の妊娠・分娩・産褥期のケアを追及する。 小児看護学は、子どもの健やかな成長発達と家族を支えることを目標にした看護学領域である。子どもを育む家族と社会のあり方、疾病が子どもの成長発達に与える影響などを学び、それぞれの子どもと家族に適した看護を提供できる看護職者の育成に取り組んでいる。 疾病や障がいをもつ人が、その人の住まいで、いかにその人らしく生きるかを看護の立場から支えるのが在宅看護である。「その人」らしいを輝かせるために、その人の価値観や生活習慣など大切にしているものに気づき、寄り添える看護職者になれるように学修する。 本学部では、授業科目担当教員をはじめ、学業支援室、国家試験対策委員、学年主任および副主任、学生生活委員、教務委員が協力・連携し、個別指導を重視した学習支援体制を整えている。 実習の大半は、キャンパス内にある本学病院で行われる。そのため、学生は通学の負担なく実習に専念でき、最新の医療に触れられるとともに地域の中核病院の役割を知ることができる。 医科学系科目が15科目と充実し、本学病院の医師を中心とした講師陣から、様々な疾患の基礎的知識をはじめ、現場の最新情報を学ぶことができる。

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