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67KANAZAWA MEDICAL UNIVERSITY HOSPITALPostgraduate Clinical Education Center■ 金沢医科大学レジデントハウス 2012年10月に竣工した金沢医科大学レジデントハウスは、臨床研修に専念できる環境を提供できる宿舎として計画されたもので、病院に隣接する本学テニスコート横の敷地に建設された。2LDK(家族向け)12室、1LDK(独身向け)53室の合計65室と専用の駐車スペース、カンファレンスルーム(4階)と談話室(2階)を有し、室内はオール電化でインターネットも利用可能である。入居は初期臨床研修期間となる医科研修医2年間、歯科研修医1年間となっている。■ 完備した「臨床研修体制」 2013年から研修医2年次からの大学院進学も可能になり、高度医療に連携した多彩なプログラムが整備された。看護部などとの協働を医療の中に取り込む指導を行っている。また、医科と共に歯科研修医の受け入れも行っており、センターが医科-歯科の交流の場となっている。 医学教育棟4階にあるセンター内には研修医室(各自に机)、カンファレンスルーム、電子カルテ室、ロッカー室、ラウンジが設置され、同2階には研修医専用仮眠室17室(男性用10室、女性用5室、男女併用2室)とシャワールームが設置されており、これらは24時間使用可能である。金沢医科大学レジデントハウス外観金沢医科大学レジデントハウス居室研修医室金沢医科大学病院臨床研修センター 2004年から実施された新医師臨床研修医制度に伴い、本院でも臨床研修プログラムがスタートした。臨床研修センターでは、臨床医として全人的に患者を診ることを目的とした本院の臨床研修プログラムに則って、個性ある臨床研修がスムーズにできるように指導や助言を行っている。研修医個人の特性を発揮できるようにプログラムの弾力性を高め、また、たすき掛け研修も導入した。

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