SCHOOLOF NURSING29Ⅰ.豊かな人間性と倫理観Ⅱ.看護学の知識と技術、および実践力Ⅲ.地域志向を視野に入れた専門性の獲得Ⅳ.生涯学習能力Ⅴ.国際的視野の獲得2)『医科学領域』では、看護の対象の健康課題を解決するために必要な知識を修得することをねらいに、人体の構造・機能を 学修する科目、病態や疾病など対象の健康課題に関する科目を1年次と2年次に配置している。(1)『医科学領域』科目の学修が円滑に進むように、看護につながる生物・化学・物理学の知識に関する科目を1年前期1.多様な文化・社会・価値観をもつ人々を尊重する豊かな人間性を身につけている。2.対象の権利を尊重し、擁護することができる。3.看護専門職としての倫理に基づき行動する態度・志向性を備えている。1.対象の健康課題を解決するために必要な知識と技術を身につけている。2.対象と援助的コミュニケーションを発展させ、援助的関係を形成できる能力を身につけている。3.看護実践に必要となる科学的根拠に関する情報を検索し、批判的に吟味する能力を身につけている。4.科学的根拠に基づき、多職種と協働して看護を実践する能力を身につけている。5.自ら行った看護実践を振り返り、評価する能力を身につけている。1.対象の生活・文化・環境・社会資源の特性を捉える能力を身につけている。2.医療・保健・福祉領域の関係職種の機能や役割を理解し、専門性を尊重する態度を身につけている。3.関係する多職種と看護職者として情報共有・相談のための適切なコミュニケーションを図り、看護の専門性を発揮でき る能力を身につけている。4.社会の変動に関心をもち、看護に求められる機能や役割を考察する能力を身につけている。1.看護専門職の成長に必要な批判的分析力、論理的思考力、情報活用力を身につけている。2.看護専門職として向上するために、自己の課題を見出し、課題に向けて取り組む能力を身につけている。3.看護専門職として生涯にわたり、学習を継続し、成長していくために、長期的展望に立ち、自己学習計画を遂行するた めの自己管理能力を身につけている。1.国内外の保健・医療・福祉に関する諸問題に興味をもち、動向を把握する能力を身につけている。2.文化・習慣・言語の違いを持つ対象に、尊重した看護を実践する能力を身につけている。(1)多様な文化・社会・価値観をもつ対象を尊重できる人間性を養うことをねらいに、多様な文化や生活の場である地域の理解を深める科目を配置している。また、言語の違いを持つ対象にも、対応できるように複数の語学科目を配置している。(2)看護専門職としての倫理観を養うことをねらいに、対象の基本的人権と擁護の必要性、保健・医療・福祉における倫理に関する知識、情報化社会における情報モラルについて身につける科目を配置している。(3)看護専門職に必要な生涯学習能力を養うことをねらいに、目的意識をもって大学生活を送る姿勢を身につけ、さらに看護職としての自らのキャリアデザインを描いていく科目を配置している。また、生涯学習能力を高めるために必要となる情報活用力、問題解決思考、批判的分析力を身につける科目を配置している。 に配置している。(2)人体の構造と機能の理解に必要な知識を連動して学修できるように、生化学・細胞生物学・解剖学・生理学を統合した科目を1年前期に配置している。(3)病態や疾病など対象の健康課題の学修が円滑かつ効率的に積み上げられるように、病態や疾病の成り立ちを学修する科目を1年前期に配置している。その上に、対象の健康課題の解決に必要となる疾患・病態・治療内容を系統別に学修 する科目を配置している。これらの科目は、『看護学領域』の科目と連動して学修できるように1年次後期から2年次 後期に配置している。Educational Objectives■学位授与方針(Diploma Policy) 看護学部では、教育理念および教育目標に基づき、卒業時に以下を身につけていることを、学士(看護学)の学位授与の条件とする。■教育課程の編成・実施方針(Curriculum Policy) 金沢医科大学看護学部看護学科では、教育理念と教育目標を受け、ディプロマ・ポリシーを達成するために、学修科目を『人間学領域』、『医科学領域』、『看護学領域』に区分し、カリキュラムを編成している。 1)『人間学領域』には、多様な文化・社会・価値観をもつ対象を尊重できる人間性、看護専門職としての倫理観、看護専門職 に必要な生涯学習能力を修得することをねらいとした科目を1年次と2年次に配置している。
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