金沢医科大学概要2022/2023
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STUDENTSUPPORTCENTER 3941学業支援室 幾多の個性がぶつかり合う学生生活の中で、勉強はもちろんのこと、心身の健康を図り、学生生活や課外活動を通して相手を思いやる心、お互いを尊重し高め合う姿勢、チームの一員として自分の能力を発揮できる力を養うことは、将来病める人を診る医療人としてなくてはならない資質を培うために必須である。様々な問題を抱える学生を積極的に支援し、有意義な学生生活となるようバックアップするために、本学には学業支援室、生活支援室、課外活動支援室、学生保健室があり、これらの支援室機能の強化・連携を図る学生支援センターが設置されている。各支援室にはそれぞれアドバイザーがおり、学生の悩みに応えている。 学業支援室では、各学年の学年主任がアドバイザーとなり、学業についてフォローを行う。学生5〜8名を一人の指導教員が担当し、学業面で不安を抱える学生に不得意科目の克服や効率の良い学習の方法などを個別指導する。また、学習面にかかわる各委員会と連携し、共用試験や医師国家試験に向けて手厚い支援を行っている。 生活支援室では、一人暮らしで生じる戸惑いや不安、友人関係、進路や経済面の心配など、大学の内外で起こるさまざまな悩みに対応する。第三者に話すことで解決できるケースも多く、教員や外部アドバイザーが自らの経験をふまえてアドバイスを行っている。課外活動支援室では、体育系・文化系・サークル活動を問わず、すべての課外活動を安全かつ積極的に行うために、担当の教員が幅広い支援を行っている。学生保健室では、健康診断や感染症予防対策などを行う。医療機関での実習に備えてB型肝炎ワクチンやインフルエンザワクチンの接種、また、体調不良者には校医や臨床心理士らが適切に対処している。看護学部では進路や就職に関する相談について、進路指導室担当の教員が中心となって指導・支援を行っている。金沢医科大学看護学部奨学金貸与制度 看護学部では、学業、人物ともに優秀で、本学の発展に寄与する意志を持つ学生を対象に、3種類の「看護学部奨学金貸与制度」を設け学生を支援している。 年間90万円を貸与する「特別奨学金」と、年間40万円を貸与する「一般奨学金」については、卒業後、引き続き本学病院に勤務した場合は返還を猶予し、その期間が全額返還免除勤務期間(4年間継続勤務)に達したときは、返還責務の全額を免除することとなっている。年間75万円を貸与する「釜石枠奨学金」については、卒業後直ちに釜石市の指定する医療施設で勤務した場合は返還を猶予し、その期間が全額返還免除勤務期間(4年間継続勤務)に達したときは、返還責務の全額を免除することとなっている。募集人数は1学年につき特別奨学金は2名以内、一般奨学金は50名以内、釜石枠奨学金は1名である。日本学生支援機構奨学金 日本学生支援機構の奨学金貸与・給付に関する事務手続き処理を行っている。毎年4月に全学生を対象として、第一種奨学生(返還時無利子)、第二種奨学生(返還時有利子)の募集、給付型奨学金(返還義務無し)の受付を行っている。申し込みを行った学生の中から「人物」「健康」「学力」「家計」を基準として、日本学生支援機構が選考している。選考結果については、7月半ばに採用申込を行った学生に通知している。センター長 川﨑康弘Director: Prof. KAWASAKI Yasuhiro, M.D., Ph.D.学生支援センター学生保健室課外活動支援室生活支援室学業支援室■ 奨学金金沢医科大学医学部特待生制度 医学部では、人物、成績共に優秀な人材の入学促進を目的とした「金沢医科大学医学部特待生制度」を設けている。この制度は、一般選抜(前期)合格者の中から入学者選抜成績上位者を対象に、初年度の入学金を除く学納金等450万円(授業料、設備更新費、教育充実費)を免除する制度である。採用人員は10名以内とし、一般選抜(前期)入学者選抜成績上位者に対し、人物評価を考慮し決定する。金沢医科大学医学部特別奨学金貸与制度 医学部では、将来、本学の一員となって医学・医療の分野で貢献する優秀な人材の育成を目的とした「医学部特別奨学金貸与制度」を設けている。この制度は、卒業後、本学に勤務し本学の発展に寄与する意志を有する者に対し、毎年度授業料相当額を6年間貸与し、卒業後直ちに本学に勤務した場合は返還を猶予し、その期間が通算して5年間に達したときは返還債務の全額を免除する制度である。募集人数は、学校推薦型選抜(指定地域)約1名である。学生支援センターSTUDENT SUPPORT CENTER

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