金沢医科大学概要2022/2023
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UNIVERSITYLIBRARY 45開学記念日(6月1日)8月13日〜8月17日、12月27日〜1月4日 医学教育棟1階に、図書館のサービス部門の図書室、閲覧室がある。本学図書館の基本コンセプトは、「学生のための図書館」、「静かな学習環境」、「学生・研究者のためのハイブリッドライブラリー」の3つである。図書室には、学生用指定図書、国試対策図書、医学・看護学およびその周辺領域の単行本を中心とした図書館資料約3万冊が、開架書架に配架されており、コンパクトで利用しやすく、明るいオープンな環境である。閲覧室は、多目的閲覧室として、講義・セミナー・ワークショップ・勉強会・学会等での利用も可能である。電子リソースについては、約6,600タイトルの電子ジャーナル、約1,800タイトル以上の電子ブックがネットワーク上で利用でき、学習・研究・臨床に活用され、医学図書館としての役割を担っている。■ 情報の拠点としての図書館 情報を取り巻く環境は、従来の紙媒体から、インターネット等の普及により電子媒体に大きく様変わりしている。学内LANからインターネットにアクセスするWeb検索では、データベースの検索結果から電子ジャーナルの全文記事にリンクするなど、シームレスな情報サービスを実現している。 図書館の使命は、情報の拠点として学術情報を提供し、教育・研究・診療をサポートすることであり、大学における重要な存在として位置づけられている。■ 充実した文献検索サービス 教育・研究・診療の場において、医学文献情報の流通にかかわる図書館の役割は重要であり、その文献情報の検索にPubMed、CINAHL、医中誌Web、Web of Science、CochraneLibraryなどのデータベースの利用が進んでいる。データベース検索は、学内LANからインターネットにアクセスするWeb検索が中心であり、電子リソースが互いにリンクされることにより、より効率的な情報収集が可能となっている。 2005年から図書館システムLIMEDIOが導入され、学術情報のより効率的な収集と提供が可能になった。このシステムは、国立情報学研究所の総合目録システムと相互貸借システムに接続されており、全国の大学図書館と目録情報を共有し、協力関係がより強固なものとなっている。■ 全国ネットの図書館相互協力 1976年から日本医学図書館協会の正会員となり、全国の加盟各館と緊密な協力関係を築き、医学文献の貸借や情報交換を軸に相互に医学図書館機能を補完しあって利用者サービスの向上に役立てている。 1995年には学術情報ネットワークNACSISに接続して、国内主要大学図書館ともコンピュータを介して連携できるようになり、より広範囲に価値の高い情報を利用者に提供している。館長 八田稔久Director: Prof. HATTA Toshihisa, M.D., Ph.D.医療者に 研究者に 学生に 価値の高い情報を提供 本学図書館は、医学教育棟1階にあり、医学教育・研究および診療活動にとって不可欠の情報機関として重要な役割を果たしている。開館時間月曜日〜土曜日7時〜24時休 館 日日曜、祝日、毎月末日図書館UNIVERSITYLIBRARY

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