金沢医科大学概要2022/2023
53/84

ACADEMICRESEARCHACTIVITIES 53医工連携フォーラム開催実績(過去5年間)第9回(2018年2月)「金融機関から見た医工連携の意義、そして出口戦略」、「研究成果報告会」第10回(2019年2月)「脂肪由来幹細胞を用いた運動器の再生」、「研究成果報告会」第11回(2020年2月)※新型コロナウイルス感染症予防のため開催中止、代替手段として研究成果報告を本学ホームページに掲載その他のセミナー開催実績(過去5年間)2019年12月 2019年度知的財産セミナー「創薬系ベンチャーにおける知的財産の取り扱いについて」2022年3月 2021年度産学連携知財セミナー「男性用尿もれ防止器具トメレ(TOMERE)の挑戦」医学史の散歩道2021年1月 「金沢工業大学−金沢医科大学 医工連携フォーラムを振り返って」発行第12回(2022年2月)「臓器再生への医工学による挑戦」、「研究成果報告会」医聖ヒポクラテスが紀元前400年の頃、生誕の地ギリシャのコス島のスズカケノキ(プラタナス、PlatanasorientalisL.)の下で弟子たちに医を説いたと伝えられる。その木の正統を継いだ種子や若木が日本でも栽培され、篠田株、蒲原株、緒方株、赤十字株等として今では120株以上が育てられている。本学の中庭「橘井園」にあるこの1本のプラタナス株は、1986年に秋田県本荘市の菅原病院長菅原和夫先生から当時医学序論を担当されていた寺畑喜朔名誉教授を経由して本学に贈られた篠田株の1株で、当初、幹の径が1cmにも満たない鉢植えだったものが、今、大樹として成長している。Academic Research Activities■ 研究推進センター 産学官連携等に係る外部機関との連絡調整、契約実務および利益相反マネジメント、職務発明などに係る知的財産管理ならびに外部資金に関する情報収集・分析および資金管理の各業務を円滑に実施し、学校法人金沢医科大学産学官連携ポリシーを実現するための組織として2008年4月から「研究推進センター」が設置されている。近年、本学の研究成果の技術導出を目指し、多面的な支援に取り組んでいる。■ 産学官連携に関するセミナー等の開催 研究成果を社会に実装するために重要となる知的財産、医工連携および臨床研究等をテーマとするセミナーなどを定期的に開催している。■ 大学発ベンチャー 本学での研究成果に基づき以下の会社が起業している。○株式会社エムシープロット・バイオテクノロジー  設立年月:2006年8月○株式会社ギンレイラボ  設立年月:2015年11月本学橘井園「ヒポクラテスの木」産学官連携 本学は2010年4月に「学校法人金沢医科大学産学官連携ポリシー」を定め、地域および国際社会における医療と福祉に貢献するため産学官連携体制を整備するとともに、研究成果の社会還元、共同研究および受託研究の推進、人材育成ならびに地域振興に努めている。また、これらの産学官連携活動によって起こりうる利益相反に関する社会への説明責任を果たすため、2007年11月に制定した「学校法人金沢医科大学利益相反マネジメントポリシー」に基づき、機関としての利益相反マネジメント体制の整備に努めている。

元のページ  ../index.html#53

このブックを見る