medicine2020
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 県内外の病院、クリニックにおいて、大学病院では経験しにくい症例や地域における医療の実態の学習を行います。 プライマリ・ケアや地域医療に参加し、専門医療との役割分担や連携について学びます。また、地域医療・地域保健実践の場で必要とされる知識、情報収集方法、マネージメント法の基礎的理解を身につけ、地域住民の疾病構造の特徴を理解します。 第1~4学年のカリキュラムで修得した知識・技術・態度をもとに、基本的臨床能力を修得できる診療参加型臨床実習を実践します。 第5学年では各診療科を少人数で回り、臨床現場で医療スタッフとともに診療の一部に参加しながら、実際の診療の基礎を学びます。 本学病院では、世界に先駆けて電子カルテシステムによるPOMR(Problem Oriented Medical Record)方式を採用しており、学生は患者さんの医学的情報のみが開示されている臨床実習用のカルテの使用が許可されています。 第1~4学年のカリキュラムで修得した病態生理に基づいた基礎知識を今一度整理し、臨床実習で修得した知識を有機的に活用して、臨床的思考力や患者さんをマネージメントする能力を養うことを目的としています。 学生は症例に基づいた課題について自己検討を行い、診断、治療方針、患者管理方針等を自ら考えることで、実際の臨床現場で必要な臨床推論能力を養います。24医療チームに参加し、臨床に必要な技能と態度を習得する第5・6学年第5・6学年はスチューデント・ドクターとして医療チームに参加し、臨床実習などで実際の医療を体験します。指導医教員の診療においては、病歴聴取や診察、検査、治療といった一連の診療プロセスを経験し、基本的な面接技法や診察・処置技能を習得します。また、患者さんやご家族、医療スタッフと接し、医療現場に必要なコミュニケーション能力を培います。56AprMayJunAugSepOctNovDecJanFebMarJul5

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