medicine2020
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校章の由来「橘(たちばな)」社会からの要請と、進化する医学・医療とともに、大学もまた成長し続けている 遺伝子解析や再生医療、AI(人工知能)の臨床応用、「未病」の概念に基づく予防医学などが、医療の姿を大きく変えようとしています。生命の尊厳や人類の未来にもかかわる変革が進む時代だからこそ、医師にはより高度な倫理観と人間性が求められます。「倫理に徹した人間性豊かな良医の育成」を掲げる本学は、知識や技能の修得とともに高い教養のもと人格形成を重視した教育を提供します。「自分の家族が病気になった時、どんな医師に診てもらいたいか」を考えることがその第一歩です。医療がいかに変わろうとも、元気になった患者さんの笑顔が一番の励みとなる医師でなければなりません。本学が大学病院としての高度な先進的急性期医療はもとより、地域住民に安心と信頼感を与えられるよう地域医療にも力を注ぐ理由です。「人に尽くす喜び」を求め続ける医師を目指してほしいと願います。学校法人 金沢医科大学 理事長髙島 茂樹 昭和47年    学校法人金沢医科大学認可・開学■沿革昭和50年    腎臓移植第1号実施昭和48年    附属看護学校開校昭和49年    金沢医科大学病院開院昭和52年    新解剖体慰霊碑建立昭和57年    大学院医学研究科設置昭和63年    附属看護専門学校に昇格平成元年    総合医学研究所開設平成6年    厚生省から特定機能病院に承認平成7年    平成10年    ハイテクリサーチセンター開設平成11年    生体肝移植第1号実施平成15年      病院新館(現・病院1号棟)竣工生命医科学専攻設置大学院医学研究科改組              受審・承認英国医学協議会 (General Medical Council) 平成12年    北陸大学と姉妹校締結調印教育学術交流センター開設平成16年      臨床研修センター設置変革が進む時代だからこそ高度な倫理観と人間性が求められる理事長・学長メッセージ4橘の葉と井戸の水を用いて疫病の治療をしたところ、治らないものはなかったという中国の神仙伝の故事があります。本学の校章は万人を癒す良医を育てるという願いと誇りを込めて、橘の葉と実を図案化したものです。Message

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