金沢医科大学 医学部案内2021
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スチューデント・ドクター医局(SD医局)夏季メディカル・ホームステイ夏季休暇を利用し、卒業生が活躍する全国の病院に数日間滞在するプログラムとして、1998年より実施しています。本学と北辰同窓会(P.45)が共同で行い、参加者に対しては補助金が支給されます。第一線の医療現場に身を置く貴重な体験を通じ、医師としての姿勢や患者さんとのコミュニケーション方法などを学び、病院経営における素養を身につける良い機会でもあります。特色あるプログラムクリニカル・シミュレーション・センター(CSC)京都久野病院四国こどもとおとなの医療センターさまざまな臨床現場における診療参加型臨床実習が多い第5・6学年を支援するラーニング・コモンズです。広々としたSD医局内には個人専用の机とロッカーが設置され、学生は24時間利用できます。さらに第6学年ではグループディスカッションを行うことで知識を深める必要があるため、グループ学習室も付属しています。学生はSD医局を活用することで集中して臨床実習に臨み、医師国家試験の合格を目指します。医学教育棟の5階にあり、3つのラボで最新型シミュレータを利用した医療スキルのトレーニングができます。ラボには専任管理者を配し、医学部の授業以外の個人トレーニングにも活用しやすい環境を整えました。また、医学生だけでなく研修医、看護学生、大学教職員も利用が可能で、教育担当者や医療現場からの要請に応じて、新しい医療技術、多職種連携、医療コミュニケーション、医療安全に関するシミュレーションコースの開発も支援しています。CSCでは毎年シミュレータや医療機器を新・増設しており、常に最先端のトレーニングができるのが特長で、救命トレーニング用シミュレータは特に充実しています。ラボ内にはビデオカメラやモニターも完備しており、学習の振り返りにも効果を発揮します。CSCの年間の延べ利用者数は12,881名(2019年度)で、そのうち4,198名が医学生です。23Kanazawa Medical University School of Medicine

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