金沢医科大学 医学部案内2021
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近年、医師国家試験は、知識だけでなく医師としての主体的な思考力・判断力を問う問題を出題する傾向にあり、その力は一朝一夕で身につくものではありません。金沢医科大学では、医師国家試験合格に必要な力を身につけるため、「アクティブ・ラーニング」を実施しています。アクティブ・ラーニングは学生が主体的に学習を進める授業形態で、学生はPBL(問題基盤型学習)やTBL(チーム基盤型学習)などにより「学び続ける姿勢」と「臨床に必要な知識」を習得します。アクティブ・ラーニングを第1学年から実践するプロセスで、学生は自ら課題を発見し、情報を収集し、ディスカッションと診断を行い、医師国家試験合格にふさわしい力を段階的に身につけます。第4~6学年にはオンライン講座を提供し、定期的に模擬試験を実施します。国試対策が本格化する第5学年からは臨床講義を受講できます。第6学年では7月と年末年始に強化合宿を行うとともに、個別面接で学習方法の改善を指導します。さらに臨床教育担当教員制を導入することで、学内の試験や模擬試験の成績を分析し、より一層の努力を要する学生に対しては学習面と精神面の双方における特別指導も行っています。  アクティブ・ラーニングで国試合格力を身につける着実にステップアップ学生支援KMUの伝統ともいえる手厚い支援体制で充実した大学生活を過ごす医師国家試験は、2日間で臨床・一般・必修を合わせて400問構成という過密日程に加え、年々難易度も上昇しており、合格には入念な準備が必要です。本学では医師国家試験に関連する3つの機関(医師国家試験対策センター、教育学習支援センター、国試対策委員会)が連携し、合格を支えます。国試対策【KMU国試対策】医学部特別奨学金貸与制度金沢医科大学には、将来、本学の一員となって医学・医療の分野で貢献する人材の育成を目的とした「特別奨学金貸与制度」があります。要件を満たした方には授業料相当額を貸与し、返還免除の制度もあります。■ 募集人員 / 約3名(一般選抜〔前期〕 約2名、学校推薦型選抜〔指定地域〕 約1名)■ 申請要件 / 本学卒業後、直ちに本学に勤務し本学の発展に寄与する意志を有する方。■ 貸 与 額 / 毎年330万円×6年間 合計1,980万円■ 申請方法 / 一般選抜(前期)および学校推薦型選抜(指定地域)に出願される際に、本学所定の 「特別奨学金貸与申請書」を本学ホームページの入試情報サイトまたはネット出願サイト からダウンロードし、出願書類とともに提出。■ 貸与決定 / 合格通知とともに連絡し、関係書類を送付。■ 奨学金返還免除制度/卒業後、貸与を受けた奨学金の全額を一括返還するが、直ちに本学に勤務し、      その勤務期間が通算して5年間に達したときは返還債務の全額を免除■ 問い合わせ / 金沢医科大学入学センター Tel. 076-218-8063(直通)国試対策委員会医師国家試験対策センター教育学習支援センター3つの機関が連携副 学 長学 長医師国家試験対策センター教育学習支援センター国試対策委員会臨床教育担当教員奨学金制度26

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