金沢医科大学 医学部案内2021
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地域医療連携への理解日本は国民の4人に1人が75歳以上になる「2025年問題」を控え、複数の慢性疾患を抱える高齢者の増加が予想されることから、幅広い疾患に対応できる良医と地域医療の連携が求められています。本院でも時代のニーズに応え、地域医療連携部を設置し、患者さん・かかりつけ医・本院のスムーズな連携を行っています。学生は本院のほか、金沢医科大学氷見市民病院(富山県氷見市)、能登北部地域医療研究所(石川県鳳珠郡穴水町)などの関連機関で地域医療を経験し、認識を深めます。能登北部地域医療研究所での実習最新医療機器での手術を体験臓器別に外来受付を配置し、専門性の高いセンターを設置することで、各科の枠を取り払った臓器別診療体制を確立。一人の患者さんに対し、各領域の専門医が連携し、総合的な治療を行っています。最新・最高の設備機器を積極的に導入しており、手術支援ロボット(ダヴィンチ)の最新機器導入をはじめ、2019年には北陸3県で初の外来手術室を開設するなど、大学病院としてのスケールメリットを存分に生かした教育環境を整えています。中央診療部門ハートセンターでの心臓カテーテル治療手術支援ロボット「ダヴィンチ」を操作する執刀医(写真奥)と手術スタッフ(写真手前)執刀医Topics外来手術室病院3号棟4階に外来患者専用の手術室を開設しました。3つの手術室を設置し、主に眼科疾患を中心とした手術を行っています。新たに女性総合医療センター内に開設された女性肛門病専門外来の手術を行うなど、順次対応可能な診療科を増やしていく予定です。35Kanazawa Medical University School of Medicine

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