金沢医科大学 医学部案内2021
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金沢医科大学病院「生命への畏敬」を原点に、新たな医療の研究・地域医療に貢献能登北部地域医療研究所現在日本では、複数の疾患を抱える高齢者に対し、その生活環境までを加味して医療を提供できる専門医=総合診療専門医の養成および在宅医療による医療連携が急務とされています。そのような時代の変化に呼応する形で2010年に公立穴水総合病院内に設置されたのが金沢医科大学能登北部地域医療研究所です。本学が提供する3年間の「能登北部総合診療後期研修プログラム」が石川県で初めてプライマリ・ケア連合学会専門医認定プログラム(Ver.2.0)として認定されるなど、期待が寄せられています。学生は各診療科での実習や訪問診療、へき地巡回診療を体験し、地域医療の在り方と現状に即したプライマリ・ケアを学びます。■ 能登北部地域医療研究所所在地 / 石川県鳳至郡穴水町字川島タ-8(穴水公立総合病院内)職員数 / 4名福祉体験実習や臨床実習を行う金沢医科大学氷見市民病院旧氷見市民病院の公設民営化により、2008年より本学が事業指定管理者として病院の管理運営を担当しています。このような事例は全国でも少なく、地域医療連携の先進的な取組みとして注目を集めています。2013年に臨床研修医や医学生、看護学生の育成を目的とした教育研修棟が増設されたことで、教育機能がさらに高まりました。氷見市民病院は現在26診療科、病床数は250床、1日平均外来患者数は約520名にのぼります。氷見市山間部における「へき地巡回診療」や24時間365日の救急医療体制に力を入れており、学生は第5学年になると氷見市民病院における臨床実習で行政や医療福祉施設と連携した地域医療を学びます。■ 金沢医科大学氷見市民病院所在地 / 富山県氷見市鞍川1130番地職員数 / 453名※2020年5月現在地域の中核病院における臨床実習を体験行政、診療所、介護施設と連携した医療を学ぶ快適さを追求した、明るく開放的なロビー38

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