金沢医科大学 医学部案内2022

31/52

初期・後期臨床研修プログラム本学の初期・後期臨床研修の特長として、●地域における大学病院の特色を生かした研修が可能●３つのプログラムを設置し、バリエーション豊富な研修コースを用意●初期から後期まで研修先を変更する必要がなく時間のロスがない●本院をはじめ全国の連携施設で多彩な疾患群を体験できる●海外留学の機会が多い●女性医師のワークライフバランスを重視した制度の充実など、多くのメリットがあります。臨床キャリアを積んで各スペシャリティ領域の専門医や指導医、さらにスーパースペシャリティを目指す道を開き、大学で教育・研究を続ける、そして講師、准教授、教授を目指すなど、将来に向けて多彩な選択肢が用意されています。Voice地域に必要とされるジェネラリストへの第一歩を踏み出す医師人生のスタートに母校を選択地域の健康を支え、多くの人から必要とされる総合診療医を目指しているので、「プライマリ・ケアに強い人材育成」に力を入れている本院のカリキュラムは私にとって最適でした。また、大学在学中の学友会や野球部の活動を通じて、母校への親しみがあったことも、本学病院での研修を選択した理由の一つです。在学中に良き先輩をはじめ、多くの人に出会えたことが一番の思い出なので、卒業後に研修医として母校に多少なりとも貢献できることをうれしく思っています。現在は、研修医専用の宿舎「レジデントハウス」に入居しており、住み心地のよさや研修に専念できる環境にもとても満足しています。振り返ってみると、初期臨床研修の1年目は、リアルな臨床の現場で身につけるべき知識やスキルが多く、ついていくのに必死でしたから、慣れ親しんだ環境を研修先に選んだことはとても良かったと思います。社会人としてスタートを切ってからも、指導医やともに働く他職種の方々からのあたたかいフォローや研修医を大切にしてくれる姿勢を感じる場面も多く、感謝しています。初期臨床研修では、ローテート先として多くの診療科をまわりますが、そこでも最新の設備と大学病院ならではの幅広い症例を経験でき、得るものが多く、貴重な時間を過ごしていることを実感しています。患者さんからの「ありがとう」の言葉を聞くと、医師としての責任の重さを感じますし、今後も研修プログラムを通じて将来良医となるべく成長していきたいと思っています。最新の設備と多彩なローテート先初期臨床研修医2年次案浦 峻2020年卒業。福岡県出身。現在は金沢医科大学病院に初期臨床研修医として勤務。31Kanazawa Medical University School of Medicine